データサービスの顧客管理

インサイドセールス部隊が対応する7つのポイント

2021.01.22 12:30 PM By 中山幸子

インサイドセールスの大きな役割は3つあります。


【インサイドセールスの役割】

(A)見込み客の振り分け(データ整理、振分)

(B)見込み客の購買意欲の向上(情報発信)

(C)見込み客へのヒアリング(情報取得)


ここまで分かったとしても、いざインサイドセールスの担当となったときに、メンバーが何をすればいいか?具体的な内容も知りたいと思いますので、ここでは例としてお話しします。

実際は扱う詳細の価格帯や性質、営業部隊の位置づけにより変わりますので、絶対的な回答をここで示すのは難しいことをご理解ください。


大事なのは使うツール(電話、メール)よりも発信する内容、ヒアリングする内容で、

意識するべきは「営業部隊(フィールドセールス部隊)に手渡す前にやっておくこと」だということです。


下記、繰り返しですがあくまでも一つの例としてご覧ください。

【マーケティング~インサイドセールスで行う7つのポイント】

「3つの発信 + 4つの状況確認」で構成されます。


<3つの発信> 最初は発信することで見込み客との距離を縮めていきます。

・会社の紹介: ブランディング、業界の中での貴社のポジションの紹介を含めての発信です。

・「気づき」情報の提供: 一般的な常識に対する貴社の主張などで気づきを促します。

・信頼構築: 受賞などの外部からの権威の活用、また数値などを示し誠実な発信をすることがカギです。


<4つの状況の確認>いわゆる「BANT情報」と言われている項目です

・Needs(必要性):何故自社に問い合わせをしてきたか?など

・Autholity(決裁権):対象の見込み客は組織の中のどのポジションか?

・Timeframe(導入時期):決算時期やサービスの切り替え時期など。

・Budget(予算):予算感にずれがないか?


【図1】インサイドセールスの役割と、アクション

このような形でインサイドセールスが機能していれば、フィールドセールスに渡ったリストは

・会社や製品に対して理解がある

・BANT情報上、近いうち(3か月以内など)に購入の予定である

という状況になり、フィールドセールスが対応するに値すると位置付けることができます。


実際の現場では、フィールドセールスが接触したら実情がずれていた場合や、予定通り予算が下りず前提が崩れたというケースもありますので、その場合は再度、見込み客をインサイドセールスに戻す仕組みも必要になります。


貴社の実務に置き換えた時、どのように設定できるか?是非参考にしていただければと思います。

中山幸子

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