データサービスの顧客管理

CX(カスタマーエクスペリエンス)とは何か?

2021.02.19 12:30 PM By 中山幸子

少し前に出てきたマーケティング用語の一つに「CX(カスタマーエクスペリエンス)」というのがあります。これは「DX(データトランスフォーメーション)」と一見似てますが、セットではなく全く別の概念です。

本日は、この「CX」とは一体何なのかをお話したいと思います。


CXとは「Customer Experience」、「顧客体験」と訳されます。CXが重視されるということが意味するところは、商品購入者の体験を重視すること。つまり「売って終わらない」ことであると言えます。



以前は、営業のゴールは「販売する」ことでした。良い製品を作ることも、基本的にには「売る」というゴールのためにしていたことであるとも言えます。売れる商品がいい商品という位置づけでした。

「売る側」が発信力を高め、うまく購入者を誘導して購買意欲を高め、購入をさせるというスタイルが主流でした。



現在、消費者の立場に立つと、「売る側」が発信する情報以上に重要な情報源なのが「口コミの力」、つまり「消費者の発信力」です。

Amazon等の大手ネットショップの口コミもですが、SNS等で簡単にあらゆる情報が拡散されるというのは、容易にご理解いただけるのではないでしょうか。

これは、悪い場合でも良い場合でも大きな影響力を持ちます。


「売る側」の立場としては、良く利用したいと考えますが、それは商品がいいものであるだけでは不十分です。


販売側としては、お客様が購入する体験自体を満足したものにする必要があります。

その体験が「CX」ということになります。


たとえモノが良くても、

「説明と違った」

「(説明と合ってたとしても)思ってた商品と違った」

「自分に合わないものを買ってしまって失敗体験となった」

「買い替え前の方がよかった」

といった顧客の体験(=評価)がつけば、ネガティブな情報が拡散します。


逆に

「思ってた以上に良かった」

「かわいいからインスタにアップしてしまいました」

「今まで全然うまくいかなかったのに、これで解決しました」

といった情報が拡散すれば、テレビCM以上の効果があることもあります。



さて、「CX」という言葉とその背景、重要だと言われる理由はお分かりいただけましたでしょうか。


購入後のお客様のフォロー方法としては、メール一斉配信サービスを使った利用方法の共有等のアフターケア、

顧客満足度調査や、スピーディーなお問合せ対応のための仕組みを用意するとよいでしょう。


Zoho では、


メール一斉配信サービスの Zoho Campaigns

顧客満足度調査に使えるアンケートフォーム作成のZoho Survey

お問合せ管理のZoho Desk


といったツールがございます。

また上記のツールの情報をZoho CRMで管理すれば、それぞれの顧客に配信したメールや対応したお問合せ履歴、アンケート回答状況を、顧客軸でコンタクト履歴として確認できます。


Zohoサービスを組み合わせて、是非貴社のスタイルに合った顧客体験を提供してください。



中山幸子

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