皆さんこんにちは。
今回のテーマは「システムがヒトに合わせるか?ヒトがシステムに合わせるか?」というテーマをSFA/CRMの観点でお話しようと思います。
まず、皆さんにお聞きしたいことが、
① システムがヒトに合わせるべき
② ヒトがシステムに合わせるべき
みなさんはどちらのタイプでしょうか?
私もサービスの営業活動をしている中で、①②どちらの方にもお会いします。
正直どちらが良い・悪い付けにくい疑問です。
結局どちらが合わせるべきなの?
個人的な考えとしては、②ヒトがシステムに合わせるべきと思います。
理由としては、システムに限らず世の中のシステムに限らず、制度にヒトが合わせる機会の方が多いからです。
私はいまだに慣れませんが、携帯電話の料金プランなど理解が追い付かないものの、販売員さんの言うことを結果聞いて携帯電話の契約をしたりしてしまいます。
基本は受け入れ、オプションを追加で付けたり、ソフト面で自分なりの契約やカスタマイズを行う。
プランが合わない、自分に合っていないからシステム(制度)を捻じ曲げるということはしないはずです。
Zoho等ITツールは言ってみると料理に近いと思います。
まな板にある材料を元にどんな料理にしていくかということです。
結局は、ヒトがシステムに合わせることが最短で料理ができてしまうということです。
しかし、ここでポイントにあげるべきは、「基本は受け入れ、オプションを追加で付けたり、ソフト面で自分なりの契約やカスタマイズにしていく」という箇所です。
Zoho CRMも含めたSFA/CRMのほとんどがパッケージシステムですので、基本概念や設定があり、
いかに自社向けのものに仕上げていくのかが肝になっています。
SFA/CRMの基本とは
【SFA/CRMが得意とする主な基本領域】
・顧客情報管理
∟企業名、企業住所、担当者氏名、連絡先、部署・役職
・案件商談管理
∟進捗(しんちょく)管理、見込み管理、折衝履歴日時、見積書・注文書・請求書作成
・分析
∟レポート、ダッシュボード
・自動化
∟メール配信、タスク管理
他にも各社色があると思いますが、基本要素は変わりがないはずです。
材料の並べすぎに注意!
先ほど、料理に例えましたが、SFA/CRMやカスタマイズ性があるサービスの導入時は、材料の並べすぎると複雑な味の料理ができます。
ジャガイモ、にんじん、たまねぎ、肉があったとし、カレーを作ろうと思ったら、
結果として、肉ジャガができてしまった、これは導入目的からぶれて、場合によっては導入(料理)が失敗してしまったということです。
さらには、レタス、きゅうり、トマト、コーン、ブロッコリーがテーブルにあったとき、カレー又は肉ジャガに投入するのか、サラダとして一品追加するのか。
仮に肉ジャガに追加でレタスを入れた時どんな味になるのでしょうか?仮に味はまずまずでも美味しいからはかけ離れるように思います。
SFA/CRMの導入も同じで、営業領域、マーケティング領域、分析領域は得意分野なものの、例えば会計領域の話があったときに、カスタマイズでSFA/CRMの中に入れ込むのか、別出しして連携(セット)に構成するのか判断が必要です。
第2フェーズ、スモールスタートの検討も
場合によっては、まずは〇〇からのように、つずつフェーズに分けて捌いていくことも大切です。
ヒトがシステムに合わせることを第フェーズとし、システムがヒトに合わせるフェーズを第フェーズにおくことがベターです。
理由として、初期導入というのがつのポイントだと思います。
初期導入での社内のステークホルダーが多くなるほど、導入・運用開始までに時間がかかり、操作内容の運用初期から複雑になり、ユーザー離れを招く場合があります。
最後に
人は誰しも、初めてのことに少しながらも抵抗や躊躇(ちゅうちょ)しがちです。
SFA/CRMに限らず、システム導入でも同様で誰しも慣れや理解が必要です。
慣れさせ方が初期からマキシマムなのか、初期はミニマムなのか社内のへの理解を天秤にかけながら検討してみましょう。
せっかくお金を掛けるのであれば、
・SFA/CRMで何をしたいのか?
・どこまでカスタマイズ開発するのか?
・ステークホルダーの巻き込み範囲はどこまでなのか?
ぜひ、どうしたらいいのかも含めご相談ください。
最適な導入案も含めご提案、お客様の伴走者としてお手伝いいたします。
それでは今回のブログは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回のブログでお会いしましょう。