データサービスの顧客管理

タッチポイントの進め方

2021.05.13 02:30 PM By 柳田 正裕

みなさん、こんにちは。

 

前回に引き続き、タッチポイントについてお話ししていきます。

前回のブログはこちらから

 

まず簡単に振り返るとタッチポイントとは、お客様とのあらゆる接点のことでした。

リアル店舗で商品を購入するシーンだけではなく、オンライン上でのサービス利用時、購入前や購入後に企業や商品についてお客様に何らかの印象を残すシーンもタッチポイントに含まれます。タッチポイントを通じ、お客様との心の距離を近づけることができ、そこでの感動的な体験は他社との差別化を促します。

では今回は、タッチポイントの設定についてご紹介します。

タッチポイントの設定にあたっては以下の様な順に組み立てを行っていきます。

①ブランドコンセプトの明確化

②ペルソナの選定

③カスタマージャーニーの検討

④ペルソナに適したストーリー展開の考察

⑤実践からのPDCA

【ブランドコンセプトの明確化】

市場における自社の特徴や強みを分析することです。具体的には、商品やサービスを通じて、どの様な顧客にどの様な価値を提供したいのか、その意義などを明文化することが大事です。

【ペルソナの選定】

商品やサービスのコンセプトに共感してくれそうなターゲットユーザーを選定します。このとき、ターゲットの性別や年齢層などの属性を決めるだけでなく、具体化した人物像「ペルソナ」にまで落とし込み分析しなければなりません。職業や趣味、価値観、休日の過ごし方、情報源となるメディアなど、実在の人物であるかのように詳細に設定します。

【カスタマージャーニーの検討】

 ペルソナ設定をもとに、ターゲットユーザーと接点が持てそうなシーンがどこにあるのか、検討します。商品やサービスを認知し、興味を持ち、購入に至るまでのペルソナの行動や心理を時系列的に可視化したものを「カスタマージャーニー」と呼びます。カスタマージャーニーを作成することで、複雑化しているターゲットの行動を理解・予測しやすくなります。  

【ペルソナに適したストーリー展開の考察】

 ペルソナをベースに、タッチポイントの価値を最大化できるストーリー展開を考えます。デジタル系とアナログ系の配分バランスも重要です。

【実践からのPDCA】

 タッチポイントを設定したら、実際の効果を分析し、を回します。を正しく回すためには、新規顧客数やリピーター率、企業への好意度など軸となるを設定し定期的にチェックしていく必要があります。

以上、タッチポイントにはさまざまな種類があります。人件費などのコストを考えると全方位的な対応は現実的ではありません。企業のブランドイメージとペルソナ設定に沿った戦略を立て、他社よりも優位に立てるタッチポイント選定・強化していくことが大事です。

一にも二にも【お客様を知る】が大切であることはご理解いただけたと思います。

どのように【お客様を知る】のか、そのヒントとなるウェビナーを5月25日(火)15時より開催いたします。

ご興味ある方は、是非ご参加ください。Q&Aコーナーや個別相談もございます。


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それではまた次回のブログをお楽しみに。ありがとうございました。

柳田 正裕

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